右辺の式の導出


 

まずは、ベクトル AB をXYZ方向の単位ベクトルで表示することを考えます。

 

A =AX +AY +AZ

B =BX +BY +BZ

 

ここで、 はX方向の単位ベクトル、 はY方向の単位ベクトル、そして、 はZ方向の

単位ベクトルです。

 

では、ベクトル AB の外積を上記の式をもとに計算してみましょう。

 

A X B =(AX +AY +AZ ) X (BX +BY +BZ

AXBX X +AXBY +AXBZ

+AYB X +AYBY  +AYBZ

+AZBX X +AZBY +AZBZ

=(AYBZ−AZBY)+(AZBX−AXBZ+(AXBY−AYBX

=(AYBZ−AZBY、AZBX−AXBZ、AXBY−AYBX

 

二番目の式から三番目の式に行く過程で、ベクトルの外積の定義を単位ベクトル同

士の外積の計算に適用しました。すなわち、以下の関係式を使いました。

 

X  、 、 =−

 X −k 、 、

 X  、−i 、

 

上式において、 は零ベクトルを表しています。

 

 

 


 

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