アプリケーションの作成
セキュリティーやコストを考えると クラウドなどの新しいサービスも出て来ていますが、
自分でアプリケーションを作成して 学業や仕事で使う時代がついそこまで来ているよう
に感じます。 勿論、 必要に応じてプログラムを自由に修正できるメリットもあります。こ
こでは、 簡単なアプリケーションを作成してみます。 いろいろと参考にしてみてください
。まずは、電卓のソフトから作ってみましょう。
1.電卓ソフト
二つの数字(自然数)をボタン入力して四則演算をする簡単な電卓ソフトを作成します
。計算結果は以下のような指数表示で表されます。
3.15489026 E−02
図1−1は電卓の初期画面です。0から9までの数字ボタンと四則演算を表す四つの演
算子ボタン、そして入力した数字を訂正するためのクリアボタンと計算結果を表示する
ための等号ボタンを備えています。 上部にある白いウィンドウは数字の表示を行うた
めのものです。
(図1−1、十進BASICによる2Dグラフィックス)
図1−2は最初の数字がボタン入力された後の画面です。数字は一桁ずつ入力され、
前に入力された数字は左方向にシフトされて表示されるようになっています。 途中で、
数字を変更する場合はクリアボタンを押して最初から数字を入力し直してください。
(図1−2、十進BASICによる2Dグラフィックス)
図1−3は四則演算子がボタン入力された後の画面です。 演算子を変更する場合は、
入力ウィンドウから適当な数字を入力して変更してください (クリアボタンでは変更でき
ない)。
(図1−3、十進BASICによる2Dグラフィックス)
図1−4は次の数字がボタン入力された後の画面です。 最初の数字と同様にクリアボ
タンを使って変更できます。
(図1−4、十進BASICによる2Dグラフィックス)
計算結果を表示させるためには等号をボタン入力する必要があります (図1−5参照)
。
(図1−5、十進BASICによる2Dグラフィックス)
図1−6は計算結果が表示された後の画面です。 整数部は一桁、 小数部は八桁そし
て指数部は二桁で表示されます。
(図1−6、十進BASICによる2Dグラフィックス)
プログラムの動作を確認するために、 数値を入力する小ウィンドウやメッセージボック
スが随時表示されるようになっています。 また、ボタンがクリックされる度にボタンの色
が短時間だけ変化するように工夫しています。
2.お絵描きソフト
3.グラフ作成ソフト
4.文書作成ソフト
5.表計算ソフト
6.3Dグラフィックスソフト
7.CADソフト
8.数式エディタ
まずはじめに、行列や行列式を扱う線形代数関係の数式エディタを作成してみます。
9.ベクトル図作成ソフト
ベクトル図を簡単に作成できる簡易版ソフトを作ってみます。二次元平面でのベクトル
図作成を行います。 図9−1に、出力結果を示します。 ベクトルの矢印だけでなく、ベク
トルの名前や図のタイトルも追加できます。 機能的には十分ではありませんが、スター
トする初期プログラムとしては利用できます。
(図9−1、十進BASICによる2Dグラフィックス)
課題(その1)
ベクトルの矢印を描画させる為には、 いろいろと数学的な計算が要求されます。 高校
生の方は描画する為に必要な各頂点の座標値を導出してください(図9−2参照)。 ベ
クトルの向きによって、表現式が若干違ってきます。
<∠ABC=∠ABD=θ、BC=BD=d>
(図9−1、Functionviewで作成)
ヒント: 点Cと点Dの座標値をX1、Y1、X2、Y2、d、θを使って表現する
10.電気回路図作成ソフト
11.電子回路図作成ソフト
12.電気・電子回路シミュレータ
13.論理回路シミュレータ